イタリア留学をする人の共通点



私はミラノの語学学校に通っていました。そこでは、アジアやヨーロッパそしてアメリカ、南アメリカ、アフリカ様々な国の人に会うことができました。

その理由は様々で、イタリアにいる理由は人それぞれです。
①イタリアが好きだから。
②オペラ・デザインを学ぶため。
③イタリア人と結婚をした奥さん。
④宣教師になるため、教会に勤めている人


①イタリアが好きだから。
とくに、①イタリアが好きだから。で来る人にはある特徴があります。それは、彼らの多くは、イタリア人以上に大らかで、底抜けに明るく、食いしん坊ということです。
イタリア語は英語とは違い、特にイタリア語が必要な仕事ではない限り、学んでもとても仕事上では有利に なる保証はありません。
それでも、わざわざイタリアに来てイタリア語を勉強する人たちです。
彼らは、生まれながらにして心のどこかで、自分の国にはないとてつもなく明るい気質や人生を自分らしく謳歌するイタリア人のに憧れをもって生きてきた人たちなのだと感じました。

③イタリア人と結婚をした奥さん。
しかし、反対に③イタリア人と結婚をした奥さん。でイタリアに来た人の中には、それほどイタリアへの愛を感じませんでした。
中には、自分の国でバリバリと仕事でキャリアを積んでいた最中、偶然イタリア人と恋に落ちてしまい、イタリアに来ざるを得なかったという人たちもおりました。イタリア語が拙い上、労働ビザの問題や不景気の真っ只中のイタリアで働きたくても働けない現実の中、苦闘する人たちもおられます。
しかし、彼女たちは徐々にイタリアにもイタリア語にも慣れてくると、開き直って専業主婦として人生を謳歌する人や何かしら仕事を見つけて家庭と両立される方がほとんどです。

④宣教師になるため、教会に勤めている人
また、キリスト教の宗教を学ぶためにイタリアに留学している人も多くおられます。なので、クラスの中に牧師さんが数人いることも珍しくありません。彼らに共通するのは、毎日、満円の笑みで相手の名前をささやき、手を握って丁寧に挨拶をしてくれることです。常に笑顔でいる彼らの存在は場の空気を一気に朗らかなものに変えました。

100人いれば100通りのイタリアにいる理由があり、それまでの背景があり、今の生活があります。一歩日本を出ると、日本ではなかなか出会えない人たちとの出会いがたくさんあり、とても考え深い毎日です。


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