コーヒーに見る"我がまま"でいることが許されるイタリア



イタリアはワガママ(我がまま)に生きることが許される。
みんなと違うことを恐れて、同じものを選ぶイタリア人を見たことがない。
見たことがないというよりも、イタリアでは、何が"みんなと同じ"に当たるのかを探すのが難しいほど、みんな違う。

このことがよく現れているのは、イタリア人のコーヒーの頼み方だ。
これは、バール(イタリアの立ち飲みカフェ)に少し長く居て、お客さんを観察しているとよくわかる。

これは、イタリアがどれだけヨーロッパの他の国と比べて特徴的な国かをパロディーにしている以下の動画にもあり、とてもわかりやすい。
(以下の動画は、語学学校の授業中に先生が紹介したもの。生徒も私もこの動画の前では頷きが止まらい。)
ぜひ、イタリアに留学を考えている方々には、留学前に一度見ていただき、心の準備をしていただきたい。

 



実際にイタリアの友人とカフェに行った際に私が目撃したコーヒーを少しご紹介します。
1)ラテ・マキアート
"マキアート"というエスプレッソに泡立てられた牛乳をシミのように垂らしたもの。(*マキアートとは"シミをつける"という意味。)がよく知られている中、その反対バージョン、"牛乳"にエスプレッソをシミのように垂らしたもの"ラテ・マキアート"

マキアート:エスプレッソにミルクをシミのように垂らしたもの。
ラテ・マキアート:ミルクにエスプレッソをシミのように垂らしたもの。

2)カフェマロッキーノ

小さなカプチーノにチョコレートソースとカカオパウダーをかけたもの。
マロッキーのとはイタリア語でモロッコ人のという意味。(由来ははっきりしていないそうです。)

3)カフェ・コレット
入れたてのエスプレッソに、グラッパというアルコール度の高い食後酒を入れたもの。食後や、冬に寒い体を温める為によく飲まれるのだとか。


自分の好きなものをもっておく。
このように、イタリアには、人の数だけコーヒーの種類があると言っても過言ではありません。メニューがあってないようなものです。
よりイタリアを楽しむコツは、自分が好きなものを自分がしっかり知っておくことです。

是非、イタリアに滞在中はメニューにあるコーヒーをそのまま注文せず、自分の好きな味を見つけて、一歩進んで自分だけのコーヒーにトライしてみてはいかがでしょうか?












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