日曜日のお昼はみんなでポレンタを食べよう!

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イタリアには、DOMENICA CENA(ドメニカ チェーナ)という文化(日本語に訳すと、「日曜日の昼食」)があり、日曜日には昼食を家族、または祖父母の家へ行って一緒に食べます。
現在は、この文化は薄れ、全てのイタリア人が行ってはおりませんが、今回、伝統を大切にするベルガモに住むイタリアの友人にDOMENICA PRANZOに呼ばれました。
もう何世代にも渡って、毎週日曜日の昼食はこうして、近くに住む親戚が祖父母の家にあつまり、 北イタリアの郷土料理のポレンタを食べるそうです。

ポレンタはコーン粉を水と共に加熱した料理で、チーズの置かれたお皿の上にあつあつのポレンタをかぶせチーズを溶かし、お肉料理と共に食べられます。

このDOMENICA PRANZOは祖父母が普段は忙しく働く息子夫婦、そして孫が一週間ぶりに合う機会でもあり、それぞれたわいのない会話や笑い話をしながらこのポレンタを食べながら過ぎていきます。

日本は食事を一人で食べる孤食が問題視されている中で、このイタリアのDOMENICA PRANZOシステムで生き生きと食卓を囲んで昼食を楽しむ彼らはまるで対照的です。
こうした交流が、現代でも守り継がれているからでしょうか?
友人の祖母はもう80歳を超えるというのに、話すスピードが早く、はっきりとしており、まるで歳を感じさせません。

祖父母が子供や孫に日常的に合うといういたって普通の人間的な権利が、現代の忙しい社会に奪われている日本からきた私にとって、親戚中が集まって一緒に毎週食事をする事を普通と言える彼らがとても羨ましく思いました。

(おまけ)ポレンタはこのように専門の鍋と道具を使って作られます。↓
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