[イタリア人との旅レポート#1] 主人公は"食"!

この夏、約10日間、イタリア人のご家族とイタリアの中部を旅をする機会に恵まれた。
そして、私がいくつか生きたい場所の希望を出し、それと彼らの生きたい場所を組み合わせた、(イタリア人流の)予定が立てられた。
それが、アジア圏の私たちの立てる旅行のプランとは、結構違っていたので、ご紹介したい。


旅の主軸は"食"!
彼らイタリア人は朝、昼、夜と欠かさず食事をとることに重きをおく。
そして、特にあまりレストランの質を選り好みしない。お腹が空いた時に一番近くにあるお値段もメニューも許容範囲内なら、サクッと店内に入ってしまう。
私は一度彼らに、なぜ何も調べずに至るレストランにサッと入れるのかを聞いてみたことがある。彼らは、"イタリアでは、どこで何を食べてもまずいものに当たったことのない"というイタリア人ならではの経験則かららしい。

また、かれらは、私たちアジア人に多く見られるように1日に複数の観光名所をいくつも盛り込むプランは立てない。驚いたことに、今回の旅行ではたった1~2個の観光名所を周り、(夏だったため)ホテルに戻り、シャワーを浴び、夜7時、8時の夕食時まで部屋で家族でたわいのない会話をかわしながら、休憩を取り夕食のために外へ出かける。

しかし、 夕ご飯どきになる時には、夕食ご時でもう外に出たくない。という風になり、宿泊しているホテルに併設のレストランで済ませることもよくあった。
たとえ料理や場所がなんであれ、どこでも楽しく会話をし、彼らの時間を楽しむ。
彼らが外的要因に左右されることなく、いつ、どこにいても、話に花を咲かせ、彼ら自身で楽しい空気を作り出す姿をなんども目にした。

彼らとは、朝食が終わったときからすでにお"昼に何を食べようか?"という話をよくした。

ある時は、お昼前のお腹がペコペコな状態で世界遺産に登録された滝のある公園に入ってしまい、滝までの登り道を登っている最中に何人かがお昼ご飯まで我慢できず、滝ではなく、出口を探すのに躍起になった。

そして、イタリア人らしく、エスプレッソ休憩が2,3回挟む。
彼らは、観光地を訪れている時よりもレストランで美味しいものを食べている時や、コーヒーを飲んでいる時の方が目が輝いているのだ。










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