古くてもずっと現役なミラノの街の主役

ミラノの道を歩いていると必ず耳にするガタンゴトンというトラムの走行音。
テクノロジーの進化に伴い、古いものは新しいものに一掃される現代において、ミラノを走る路面電車は100年前のものがまだ現役で走っていることがざらにあります。


車両の中もアンティーク風のランプや木を基調とした椅子や壁に当時の面影を感じます。



さらに面白いことに、作られた時代においてデザインが違うのです。デザインを一掃して一つに統一することなく、あるものは使い続けるのです。




そして、なんと、運転席まで当時のままです。




ミラノでは、"たとえ古くても使えるものは使う。"という意識を様々な場面で見た気がします。その一つは、以前、このブログにも書いたようにアパートのエレベーターが木製の二重扉だったということです。

ミラノというと、先進国の中でもカッコ良い先進的な国だと聞こえますが、実際は、昔使われたものを大切にしたエコな街でした。今という時代でも、日常的にその街の歴史を感じることのできる素敵な街です。

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