イタリアに教えられた誕生日の意味。



イタリアでは、18歳が成人の歳です。そのため、イタリアでは、18歳の誕生日に親戚や友人を招いて盛大に祝われます。幸運にも、今回、友人のお子さんの18歳の誕生日会に招かれ、そこで誕生日の概念が変わる経験をしました。


夜18時ごろ、続々と主催者の友人や親戚が会場に集まります。日本では、誕生日は開催してもらうものですが、イタリアでは、誕生日を迎える本人が開催します。
招待状を送り、会場内の飾りも主催者自身が行うのです。

(仲に入ると、誰がどこに座るかが書かれたメモが可愛らしく飾られています。)


ビュッフェ形式の食事とともに、歌い、踊り、飲み、食べ、幸せな時間が過ぎていきます。

そして、フィナーレは、誕生日を迎える彼女自身がマイクを握り、会場に招いた彼女の友人、家族、親戚すべての人に、18年間自分を支えてくれたことに対する感謝のスピーチをします。中には、涙ぐむ人たちもおり、感動の中、彼女の誕生日会は 幕を閉じました。


日本とは違い、外国では誕生日位は自分で主催するものということが今まで信じられませんでしたが、今回、彼女の誕生日会を通してその意味がわかりました。
ヨーロッパ、特にイタリアにおいて、誕生日は、"自分の誕生を祝ってもらう日"ではなく、"今まで生きてきた年数支えてくれた人たちに自分が感謝を示す日"だったのです。

とても素敵な誕生日会に居合わせ、ぜひ来年の自分の誕生日は、サプライズを待つのではなく、今まで支えてくださった人を招き、自分で開催したいと思いました。

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